展示2 「どんなじごくへいくのかな、東京」

山本高之 (アーティスト) [Profile]
山本高之(アーティスト)

1974年愛知県生まれ。小学校教諭としての経験から「教育」を中心テーマのひとつとし、子供のワークショップをベースに会話や遊びに潜む創造的な感性を通じて、普段は意識されることのない制度や慣習などの特殊性や、個人と社会の関係性を描く。近年は地域コミュニティと協働して実施するプロジェクトに多く取り組んでいる。主な展覧会に「Go Betweens:子どもを通して見る世界」(森美術館ほか2014-2015)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド 2016)。国際芸術祭あいち2022ではキュレーターとしてラーニング・プログラムのプロデュースを行った。

「どんなじごくへいくのかな」は、アーティストの山本高之さんが2010年に始めたプロジェクト。愛知、サンフランシスコ、シンガポールなど世界各地で行われました。ワークショップを通じて、子どもたちはそれぞれの「地獄」を考え、スタッフの協力のもと立体物を制作し、ビデオカメラの前で説明します。 子どもたちが思い描いた地獄は、ユーモアにあふれ、大人の想像力を軽々と超えてしまう発想やアイデアに満ちています。

「どんなじごくへいくのかな、東京」
2014年
ビデオ・インスタレーション11分12秒
所蔵:龍谷大学 深草図書館
※会場では全編ご覧いただけます。