私たち、学生からの
MESSAGE

本展示を見た感想を、各学生団体の代表の皆さんに、3つのテーマで語ってもらいました。
過去を知る
緒方さんの「現場主義」の考え方に強く共感します。
私もEarth in Mindでの活動を通して、環境問題の啓発だけではなく、学内のプラスチック削減や学食のフードロスゼロに向けて現場に赴き、よく動くことの大切さを学びました。これは聖心で受けた教育、緒方さんも影響を受けたマザーブリットの教えが、今もなお脈々と受け継がれている証だと思います。
Earth in Mind
田坂優希
未来を描く
性別に左右されず、活動し続けた緒方さんは自立した女性の象徴だと思いました。 私は女性だからという理由で屈することなく、自分の意見を発せられる女性になりたいです。そして、私たちの生きる未来が、緒方さんのような勇気を持った女性がたくさんいる世界であると良いと思いました。
Earth in Mind
高森
現在を語る
聖心の教育は私を大きく変えてくれました!
入学前はとても引っ込み思案でした。しかし、マザーブリットの「世界をよく見なさい」というお言葉通り、ボランティアで様々な境遇の方々と交流し、日々の授業では実践的な学びを与えていただきました。 今では、子どもたちを導く教師になりたいという夢を持っています。
M.S.S.S.
岩森千宙
過去を知る
「忙しくても、同時にいくつもの仕事をこなせるように」(マザーブリット)
現代は猛スピードで変化し、多くのことが同時進行に起きて、問題の背景には様々な要因が複雑に関係しあっていると思います。どんなに忙しくとも、要領よくこなしていくことが大切であると、当時の生徒たちに話したマザーブリットのこの言葉は、 現代でも大事だと感じるし、強く共感します。
M.S.S.S.
狩谷侑里
未来を描く
緒方さんが活躍されていた時代と比べると、今は「女性だから」という理由で、思うようにいかないことが減りました。よりその人の中身が尊重されるようになったと思います。だからこそ、マザーブリットの「世界をよく見なさい」という言葉を自分なりに解釈しながら、現代のグローバル社会で活躍できる人になりたいです。
SFT
黒田香帆
現在を語る
入学当初、私は聖心女子大学を詳しく知りませんでした。ですが、優しく気軽に会話できる先生方や先輩、思いやりのある仲間との出会い、今は心地よい雰囲気の中、自身の成長を感じながら学校生活を送っています。 かけがえのない仲間と共に過ごし語り合うことで、自分の考え方が大きく変化し、感情が動くような様々な経験をしました。
SFT
市原郁英
過去を知る
年表で初めて知る緒方さんの学生時代、改めて知る時代と共に歩まれた人生。聖心スピリットが緒方さんの行動と言葉に根づいているということがわかりました。世界規模で活躍され、聖心の先輩であると知りながらも少し遠い存在のように感じていた緒方さんですが、同じ教えを受けていたことに「繋がり」を感じ嬉しかったです。
SHOC project
福井美夏汀
現在を語る
小学校からカトリック教育を受けてきた私にとって、キリスト教の教えは原点です。今でも心が苦しい時や迷った時は、大学の聖堂を訪れています。聖堂で思い出す言葉は、大学で学んだ「頭と手足、そして心をよく使うこと」。 一回の人生で経験できることは限られています。だからこそ、いただいた命を目一杯使って生きていたいなと思います。
SHOC project
寺林優里
現在を語る
聖心女子大学は少人数で主体的になれる環境です。向上心が高い学生が多く、やる気のある人の熱が伝わりやすいです。個性を大切にし、周りを受け入れる風潮もあります。
だから私は難民支援を堂々と行うことができました。意思を主張することが苦手なので、聖心でなかったら胸を張ってボランティア活動を行うことはできませんでした。
SHRET
辻李佳
未来を描く
私は「ある国の難民」という大規模な視野を見据えて支援するのではなく、国内に視点に置き日本の子どもたちが幸せになれる、そんな仕事に携わりたい。
口先で人々に語るのではなく、緒方さんのように先のことを考えながら、自分が人々に貢献できるよう有言実行し、多くの人たちが幸福である環境を作ることに努力をしていきたい。
SHRET
辻夏奈
過去を知る
激動の時代を生きた緒方さんだからこそ、国単位ではなく同じ人間であるという点を重視し、一人ひとりの命を平等に考え救う「誰もとりこぼさない」という姿勢を貫いたのだと思います。
そして、この姿勢は国連が2030年までに達成すべき目標としているSDGsの「誰一人取り残さない」に受け継がれていると感じました。
はなはなSDGs
平塚伊央里
未来を描く
Be independent, be cooperative, be intelligentの実践を通して、常に建設的な姿勢で多くの人々に勇気や愛を与え続けた緒方さんの生き方にとても憧れます。後に続く私たちはそのバトンを受け取る必要があるなと感じました。そのためにも、それぞれに使命がある中で、私に与えられた役割を通して周りにハッピーを届けたいと思います。
はなはなSDGs
高尾みなみ
Earth in Mind
(持続可能性)
2020年度は環境問題に取り組み、学内のウォータサーバー設置やフードロス削減を実現させました。
M.S.S.S.
(地域・社会貢献)
児童養護施設での活動、点字や手話の習得や実践など地域への貢献を目的に活動しています。
SFT
(フェアートレード)
「買い物」という形で発展途上国への支援・協力を目指し、 学内での商品販売や普及活動を行っています。
SHOC project
(オーガニックコットンプロジェクト)
学内外でのオーガニックコットンの栽培を通して東日本大震災の被災地福島県いわき市を支援しています。
SHRET
(難民支援)
入国管理局への面会事業、日本に暮らす方々への勉強のサポートなど、学生にもできる支援活動を行っています。
はなはなSDGs
(SDGsの普及)
MustではなくWantの精神で、”誰一人取り残さない社会”の実現に向け学び、普及と実践を目指しています。
隣の人は自分とは違うのです。違った部分は、より理解するとか、より尊敬するとかしなくては。(緒方貞子さんの言葉 〜若い人たちに向けて)

現在開催中 展示「緒方貞子さんと聖心の教育」 第2期

2022年512日(木) - 2023年427日(木)
入場無料

第1期での展示に加え、第2期では緒方さんの思いを受け継いで尽力する人々の動画や、新たに見つかったマザーブリットの写真などを紹介します。