はじめに
幕末の開国と明治維新によって、日本社会は文字通り世界に向かって開かれることになり、それまで閉鎖的であった日本社会にいくつもの「窓」が開きました。政治や経済の「窓」を通して近代的な法律制度や科学技術がもたらされました。学問や芸術文化の「窓」を、お雇い外国人や留学生が行き来し、西洋的・近代的な学問が起こり、新しい芸術も生まれました。
その中で「カトリック」もまた一つの独特の「窓」となって、多くの人々が行き来し、日本社会に新しい風を送り込み、国際社会にも新たな風を吹かせたのです。本企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」は、①「『宿徒発見』の衝撃」、②「シスターという生き方」、③「カトリック教育の果実」、④「苦難の中の希望」の4つの「窓」を通して、日本と世界がどのように出会い、どのような人間の交流が生まれ、それが社会にどのような影響を与えたのかを明らかにするものです。