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映画上映会+ワークショップ『手でふれてみる世界』

手でふれてみる世界』(2022年)

この映画は、視覚に障害を持つイタリアの夫妻が創設した、見える人も見えない人も、美術作品に手で触れて鑑賞することができる彫刻美術館を舞台としたドキュメンタリーです。
視覚に障害のある人が彫刻に手で触れて、芸術作品とどのように対話し、鑑賞するのか。
視覚、触覚、聴覚など、さまざまな感覚を通して芸術にふれること、すべての人に開かれた、ユニバーサルな世界を考えるきっかけとなる映画です。
映画鑑賞の後は、本作監督の岡野晃子さんによる講演と、ワークショップを実施します。ワークショップでは実際に、彫刻や触察絵本に手で触れていただき、視覚以外の感覚を使って、世界に触れる方法を体験します。

多くのみなさまのご参加をお待ちしています。

◆ワークショップ「手でふれてみる美術鑑賞会」について◆
「触察」とは、彫刻に手で触れて美術鑑賞をする、視覚以外の感覚を使って作品と対話する方法です。
映画『手でふれてみる世界』の舞台である国立オメロ触覚美術館(イタリア)は、視覚に障害のある夫妻によって設立され、長年にわたり触覚に重きを置いた美術鑑賞を研究してきました。その手法は、ミュージアムの包括性やコミュニティへの参加を求めるICOM(国際博物館会議)新定義の発足とともに、日本の美術館においても関心が高まっています。本ワークショップでは、さまざまな感覚を研ぎ澄まし鑑賞することで、豊かな世界に触れていただけることを願います。

『手でふれてみる世界』上映会&ワークショップ
【日時】2024年11月16日(土)13:00~15:30
【会場】聖心女子大学4号館1階 BE*hive https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/access/

【定員】25名(先着順)
【対象】どなたでも
【申込】こちらからお申し込みください

【プログラム】

① 映画上映「手でふれてみる世界」60分
② 休憩 10分
③ アフタートーク 30分
④ ワークショップ 40分

【アフタートーク、ワークショップファシリテーション】
岡野晃子(おかの・こうこ)
1973年生まれ。バンク・ストリート教育大学博物館教育研究科修士課程修了、
コロンビア大学大学院美術及び美術教育研究科修士課程修了。
ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭へ」、
「すべてのひとに石がひつよう 目と、手でふれる世界」(日本展示学会賞受賞)
など企画。視覚にとどまらない感覚による美術館教育の可能性を研究。
その一環として、ドキュメンタリー映画「手でふれてみる世界」を制作。

【司会】上石学(聖心女子大学グローバル共生研究所所員)
【参加費】無料
※当日、令和6年能登半島地震被災地支援のための募金箱を設置いたします。募金にご協力をお願いいたします。
また、ご寄付をいただいた方には、貴重な触察本『手で見る地震と津波』をプレゼントいたします!

★『手で見る地震と津波』:全日本社会貢献団体機構の助成を受けて、ギャラリーTOMが2015年に発刊した触察本。地震と津波のメカニズムについて、文章・点字・CDで解説をした本。

【主催】聖心女子大学グローバル共生研究所、聖心女子大学マグダレナ・ソフィアセンター
【協力】ポレポレタイムス社