①地球環境を想う
すべての生命にとって、 たった一つの大きな 家である地球 。普段、あまりに大きすぎて実感することは難しいですが、この大きな家によって、 私たちは他の動物や生命と共に生かされています。このことを忘れないためにも、地球環境に想いを馳せ、個人ができることから小さな行動や選択を積み重ねて、この地球の良き住人でありたいものです。
●マイタンブラーを使う
マイタンブラー
持参したタンブラーやマグカップに購入したドリンクを提供する取り組みも。
資源の節約に協力したお礼として、本体価格(税抜)から20円値引きしてくれます。
使い捨てプラスチック資源削減 ― アイスビバレッジも紙カップで
結露の問題からプラスチックカップで提供してきたアイスコーヒーやアイスティーなどのアイス商品についても、ホット・アイス兼用の新しいペーパーカップでの提供が始まっています。内側と外側にラミネ ート加工を施すことで、冷たい液体を注いでも結露の影響を受けにくく、耐久性もあるカップに。フタはホット・アイスに使用で きる「ストローレスリッド」を導入。フタに飲み口 を付けることで、アイスであればストローなしで飲むことができます。今回の取り組みによって、1杯あたり約6 割のプラスチック使用量を削減。年間を通じて、約6100万杯分のプラスチックカップ削減に繋がっていきます。
豆かすリサイクル
コーヒーを抽出したあとに残る豆かす。この豆かすを有効に活用する、持続可能な循環システムの構築を目指した取り組みをさまざま行なっています。店舗で使用しているトレーも実は豆かすのリサイクルによるもの。コーヒー豆かすと国産木材を利用して作られています。また一部店舗の内装材としても、豆かすを活用しています。
ミ ル ク パッ ク リ サ イ ク ル
お店から出たミルクパックは、リサ イクルによってペーパーナプキンやお手拭きに 。また、コクヨ株式会社とのコラボレーションで、キャンパスノートにリサイクルする取り組みも行なっています。
エシカルな調達
コーヒー生産者、そして生産地域との関係を構築しながら、長期的に高品質なコーヒー豆をエシカルに調達する取 り組みを行ってきました。10年以上の取り組みにより、2015年には、スターバックスが買い付ける全てのコーヒー豆の99% が、エシカルに調達されるに至り、以降継続しています。
②建物を継いでいく
建物を有効活用し次世代に継いでいくことは、エコロジーの観点からだけでなく、私たちの文化を守り伝えていくことにもなります。古き良き建物には、 そこで暮らし働いた人々の歴史や時間が色濃く残っていて、そのことが文化にとって重要なのです。また、そうした建物が多く残る街の景観は、とても美しいものです。
●古き良き建物に書店を構える
③限りあるエネルギーと水
エネルギーや水がどうやって私たちの暮らしに届けられるのか? そのことを知るだけでも、それらに限りがあることが容易に想像できます。ボタンを押すだけ、蛇口をひねるだけの暮らしに慣れた私たちが、知らず知らずのうちに大切なエネルギーや水を枯渇させてしまうことがないように、できることとは 何でしょうか。
●LED 照明を使用
④地域の繋がり
灯台下暗しとはよく言ったもので、思わぬ宝は身近な地域に隠されています。それは、魅力的な人であったり、素晴らしい技術であったり、美味しい食べ物だったりと、自分の等身大の暮らしを豊かにしてくれるものです。また災害時や何かあった時の セーフティー ネットとし ても、地域との繋がりは大切です。
●銀座にある活版印刷の老舗
⑤豊かな食事
美味しい食事をお腹いっぱい食べることのできる暮らしに感謝しながら、 その食べ物がどこから、どのようにして食卓に運ばれてきたのか?を知って想像し、選択することで本当の意味での豊かな食生活を実現したいものです。 また、適切な量を食べることはフードロスを減らすことに繋がり、自身の健康 維持にもつながります。
●適切な量を食べる
アウトドア企業として知られるパタゴニアは、実は体にも地球にも配慮し、再生する食品を提供しています。例えばシリアルバー、スープ、魚介のオイル漬け、 ビールまで。なぜ食品の取り組みをするのか、という答えとして、その先の未来を創業者のイヴォン・シュイナードはエッセイの中でこのように描いています 。「地球を枯渇させるのではなく、修復し、風味豊かで栄養価の高い食品で満たされた未来。土壌の健康を構築し、動物の福祉を確実にし、農業従事者を保護する方法で食品が生産されることをたしかにするリジェネラティブ・オーガニック 認証が広く適 用される未来」。何をどう食べるかということも、再生可能な未来を確かなものにするのです。
⑥多様性はオモシロイ
他者の立場で考えたり、理解をするということはなかなか難しいことです。ですが、前提として各々が違うという視点 に立てば、その違いからそれぞれに生まれる見方や表現が面白いと感じられるかもれません。まずは身近な家族や友人から、「同じであることよりも「違う」ことを見つけ合い、 その面白さを発見して みましょう 。
●幅広い世代のお客さま
障がいのある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会
スワンベーカリーを運営する株式会社スワンはこの理念を実現するために、ヤマト福祉財団、ヤマトホールディングス株式会社と共に設立されました。1998年にスワンベーカリー銀座店が第1 号店としてオープンして以来、350 人以上の障がいのある人の経済的な自立を支援。おいしいパンを焼き、提供することで社会で活躍する居場所を作っています。
多様なオモシロさに触れてみよう
各々が「違う」ということを見つけ合い、その面白さを発見する窓は、実は身近なところに開かれています 。企業や自治体が開催するイベントはもちろん、学内のサークル、書店やカフェ、ショップなどでもさまざまな取り組みがあるはずです。聖心女子大学でもパタゴニアと共同で Worn Wear College tour を行いました 。愛着を持って長く着続けられる洋服で、自分の個性を表現する楽しさを伝えるイベントになりました。実際、このプロジェクトにかかわった学生は今、学食の食品ロスについて大学に提案する一歩を踏み出しました。また、学内のペーパレス化を提案してくれた学生もいました。多様な人と交流し「個」を見つめることが、一歩を踏み出すきっかけになる。まずは身近な、自分が興味を持てるところからでも、参加をしてみましょう 。
⑦移動の楽しみ
通勤や通学など、なるべく早く効率的に移動しなければならないことも多いですが、時には時間に余裕を持って、歩いたり自転車で移動することをオススメします。エコロジーかつ健康的であることは言わずもがなですが、今まで見落としていたものや思わぬ出逢い、喜びを見つけることができるかもしれません。
●愛用の自転車
⑧知って買う
その物が誰によって、何を原料に、どのようにして作られたのか? など。そのことを知って買うことは、自分の知識を深める体験であると同時に、物への愛着が生まれるきっかけになります。愛着があれば長く大切に使うことができます。また消耗品等であれば、捨てる際になるべく自然環境に負荷のかからないものを知り、それを買うようにしましょう 。
●ダーニングを施したニット