BE*hive企画展スペースでは2025年10月より、新展示「宗教と共生」シリーズが始まります。
その第1期として、10月14日(火)より『カトリックは日本社会の窓だった!』がスタートします。
幕末の開国と明治維新に伴って、日本社会にはいくつもの「窓」が開かれ、法・社会制度や技術、学問、 芸術文化などがもたらされ、人びとの交流が始まりました。本展では、その中でも一つの独特の「窓」となって、多くの人々が行き来し、日本社会に新しい風を送り込み、また外国にも影響を与えることになった 「カトリック」に焦点を合わせます。カトリックの大学である本学のルーツにつながる歴史を多くの皆さんに知っていただきたいと思っています。
第一章 「信徒発見」の衝撃
江戸時代250年に渡る禁教を乗り越えて信仰を守り伝えた潜伏キリシタンの存在は世界に大きな衝撃を伝え、日本でも固く閉じられていたキリスト教への扉を開けることになりました。
第二章 シスターという生き方
結婚することも子どもを産むこともなく。生涯を神と人間に奉仕する女性修道者(シスター)という存在は、それまでの日本人が全く知らない新しい人生への窓となりました。
第三章 カトリック教育の果実
クリスチャンが少数の日本のカトリック学校は、布教ではなく、教育を通して、キリストの教えに従った生き方で社会を照らす人びとを送り出しました。
第四章 苦難の中の希望
日本が戦争へ歩んでいった時代、キリスト教は欧米の宗教として再び苦難を経験しました、暗闇の中でも、カトリックは正義や平和を求める人びとに希望の光が指す窓の一つでした。
◇開催日:2025年10月14日(火)~2026年4月21日(火)
◇場所:聖心女子大学4号館 「BE*hive」<詳しくはこちらから>
◇開館時間:月~土 10時~17時(日・祝 閉館)
※臨時休館等、トップページのお知らせ「BE*hive開館・休館情報」をご確認ください。
◇入場料:無料
◇主催:聖心女子大学グローバル共生研究所/同キリスト教文化研究所
◇協力:聖心会
第2期以降の予定
第2期『インドネシアにおける宗教と共生』 2026年5月13日(水)~10月19日(月)
第3期『オランダにおける宗教と移民』2026年11月~2027年3月
※テーマおよび会期は変更となる可能性があります。