第二次世界大戦後の日本と欧米諸国との国際関係促進に貢献した往年の皇位後継者オットー・ハプスブルク(1912~2011)。国際政治のキャリアや功績にも焦点を当てながら、その生涯と遺産を紹介します。
オットー・ハプスブルク(1912~2011)
ハプスブルク家が、第一次世界大戦までの時代にオーストリア=ハンガリー帝国のハンガリー王及びオーストリア皇帝として君臨した事は良く知られています。その最後のハンガリー王及びオーストリア皇帝の長子がオットー・ハプスブルク(1912~2011)でした。第一次世界大戦後、オットーが戴冠することはありませんでしたが、第二次世界大戦下では外交上のコネクションを使って、何千人もの迫害された人々を救済し、戦後はヨーロッパのために活動する国際的組織である汎ヨーロッパ連合の会長や、欧州議会の議員となりました。また、『鉄のカーテン』崩壊に重要な役割を果たした1989年の汎ヨーロッパ・ピクニックの後援者として、国際社会に多大な貢献をしました。そのオットー・ハプスブルクは、日本を何度も訪問し、皇室や政治的指導者、更には巨大企業の経営者とも強い関係を構築し、日本と欧米諸国との国際関係促進にも力を尽くしました。本展では、日本との関係もご紹介します。
【会期】2024年12月3日(火)~2025年1月24日(金)月曜日~土曜日 9:00~17:00
※12月24日(火)~1月5日(日)は冬期休暇のため休館いたします。
※12月23日(月)は16:00で終了、1月6日(月)は10:00から開館いたします。
※その他臨時休館情報は研究所トップページの「お知らせ」をご覧ください。
【会場】聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ エントランスホール
【閲覧料】無料(予約不要)
【共催】駐日ハンガリー大使館、リスト・ハンガリー文化センター、聖心女子大学史学科、聖心女子大学グローバル共生研究所