本映画上映会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。
パルシックはアジアの人びとの助け合いのつながり作りに取り組む団体です。アジアの歴史と社会を知るツアーやイベントを開催しています。今回は日本との関係が悪化している近隣国韓国の人びとの権力への抵抗や社会を知ることができる映画を2本上映します。1本目は、韓国で26万人を動員し、ドキュメンタリー作品としては異例のヒットとなった『共犯者たち』です。
3月7日(土)開催 韓国映画「共犯者たち」
チェ・スンホ監督 <2017年/105分/韓国/韓国語/日本語字幕
■タイムスケジュール
15時~16時50分:映画上映
17時~18時 :編集者 岡本由佳さんによるトーク(予定)
■場所 :聖心グローバルプラザ2階アクティビティスペース
■参加費:1,400円
■定員 :60名、要予約
【映画の概要】韓国では、2008年、米国産牛肉の輸入問題の報道により李明博政権が大打撃を受けたことから、本格的な言論統制がはじまった。最初のターゲットとなったのは公共放送KBS(韓国放送)だった。社長解任のため、検察が動員されるなど、権力に占領されていく。次に、公営放送MBCもトップが入れ替えられ、占領される。
映画『共犯者たち』は、約9年の間、公共放送を台なしにした「主犯」と彼らと手を組んだ放送業界の「共犯者たち」の実態を明らかにするために、チェ・スンホ監督(公営放送MBC(文化放送)を解雇された後、「ニュース打破」アンカー)が、彼らを探し出し、カメラの前に立たせる。
(『政治権力vsメディア 映画『共犯者たち』の世界』より)
▽お問合せ・ご予約
特定非営利活動法人パルシック東京事務所
東京都千代田区神田淡路町1-7-11東洋ビル1階 tel: 03-3253-8990 mail: office@parcic.org
3月28日(土)開催 韓国映画「スパイネーション/自白」
チェ・スンホ監督<2016年/106分/韓国語> (日本語字幕あり)
■日時 :2020年3月28日(土)15時~18時
■場所 :聖心グローバルプラザ2階アクティビティスペース
■参加費:1,400円
■定員 :60名、要予約
■タイムスケジュール
15時~16時50分:映画上映
17時~18時 :金敬黙さん(早稲田大学文学学術院教授)によるトーク
【映画の概要】2013年、脱北者でソウル市の公務員だったユ・ウソンさんが“北朝鮮のスパイ”として拘束された。しかし、国家情報院が提示した明白な証拠は彼の妹の「自白」証言だけ…。疑念を抱いたチェ・スンホ監督は、「ニュース打破」取材班とともに動き出す。取材を進めていくと、国家情報院の協力者が証拠書類の捏造を暴露する遺書を残して自殺を図った。さらに被害者は脱北者だけではなかったことが判明する。韓国、中国、日本、タイをめぐる粘り強い追跡取材の末、映画は40年間途切れることなく続いてきた国家権力の中枢によるスパイ捏造の深い闇へと切り込んでいく。
▽お問合せ・ご予約
特定非営利活動法人パルシック東京事務所
東京都千代田区神田淡路町1-7-11東洋ビル1階
tel: 03-3253-8990 mail: office@parcic.org
(後援:聖心女子大学グローバル共生研究所)