「ファッション×気候変動」展示

なぜ今、気候変動か?

地球温暖化や気候変動という言葉は最近、よく見聞きするようになりましたが、喫緊に解決を要する地球規模の問題であるにもかかわらず、その実際は十分に理解されているとは言えません。

確かに、海面上昇で国土がなくなりつつある南太平洋の島々、氷が溶け続けた北極海で泳ぐシロクマ、干ばつで干上がったアフリカの大地・・・これらの光景がメディアで報じられる場面も多くなりました。しかし、こうした現象の背景を理解し、〈自分ごと〉として捉えるための学びは決して積極的に行われてきたわけではありません。

この度の展示(2019年4月〜2021年3月)では、「気候変動」という同一テーマの元に4回に分けて異なるトピックに焦点を当てて多角的にこの地球規模課題にアプローチします。第一弾は「気候変動とファッション」(2019年4月〜8月)です。Tシャツなど、私たちにとって身近なファッションがいかにして気候変動と関わっているのかを展示を通して理解していただければと思います。また、第二弾は「女性と社会的弱者にとっての気候変動」(2019年9月〜2020年3月予定)を予定しています。

これから2年間にわたる特集が、気候変動という「どこか遠い世界で起きていること」を少しでも身近なチャレンジとして捉え、その解決に向けたアクションを起こす契機となることを願ってやみません。

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展示期間
:2019年4月1日(月)~2019年8月31日(金)

 

展示紹介

ZONE A「気候変動とわたしたちの生活」

気候変動の影響をアート作品、映像、写真で表現しています。

日本では年間10億着の新品服が廃棄されていると言われています。私たちのクローゼットにも使われずにしまったままの洋服がたくさんありませんか?
学生達が、着られるけどしまったままの服を学内で集め、虹色に連なる服に未来の希望を重ねた作品を企画し完成させました。「いま自分が着ている服が、一体どのようにしてつくられたのか。或いは、どのような犠牲のもとで成り立っているのか。よく考え、希望ある未来をつくっていこう」とメッセージを込めています。

ZONE B「いま何が起きているの?」

地球温暖化の原因やその責任はどこにあるのか、など気候変動の基礎知識をわかりやすく解説しています。

2015年に採択された「パリ協定」では、産業革命以後の世界平均気温の上昇を1.5度までに抑える目標が掲げられました。しかし、この100年間で世界の平均気温は、すでに1.0度以上も上昇しています。リミットはもうすぐそこまで来ています。

【アート空間】

アーティスト達の気候変動に対する作品が美術館のような空間を創り出しています。

ZONE C「ファッションと気候変動」

ファッションの移り変わるスピードはどんどん速くなり、服の値段も安くなっています。私たちが選ぶファッションの傾向は、実は気候変動と深い関わりがあります。洋服のライフサイクルを通して、CO2の問題を考えてみましょう。


ZONE D「私たちになにができるの?」

有名人も気候変動を少しでも食い止めようと活動をしています。彼らのメッセージを参考に、私たちも温暖化がのためにできることを実践してみませんか?