BE*hiveでは、多数のアーティストの方々によって「難民・避難民」をテーマに作られたアート作品を展示しています。そのどれもが独創性があり、アーティストが作品に込めたメッセージを感じとることで、更なる好奇心や想像力をかきたてられます。前回に引き続き、BE*hiveの作品の数々をご紹介していきます。
作品名:Born, Reborn-LilyとY氏の物語- / 作家名:立川真理子
Y氏(1914-1989)の家族につながる記憶の箱。(展示終了)
香り、色、思い出の風景。
ひとつひとつ、ご自由に開けてみてください。
会ったことのない人を身近に思う。
それは記憶につながる感覚体験が
ひとつのきっかけになると思っています。
作品名:うしなわれたせかい / 作家名:大橋 新 (展示終了)
故郷をうしなった人間がたどり着いた1つの惑星。
そこには、地球ではうしなわれてしまった、
恐竜のような生物が生息していた。
やがて彼らとの間には奇妙な共生関係が築かれてゆく。
それは、うしなわれたせかいの再構築なのかもしれない。
最後に、BE*hive内で使われている間伐材で作られた木材家具をご紹介します。
BE*hiveには、きれいな木目が特徴のリーフレットラックやテーブル、受付机用のカウンターなどがあります。これらは、木工作家 長崎克央さんの手によって、津久井(相模原市緑区道志川沿い)産のスギの間伐材を使用して作られました。一つ一つの家具は、極力1枚の板、隣り合う板、一本の原木から構成されており、材料同士のつながりが表現されています。また、樹皮の内側にある虫の後が残っているものもあり、木や虫のいのちを感じられ、地球上のあらゆる生き物たちとの共生へのメッセージが込められています。手づくりの温もりが感じられるこれらの家具によって、BE*hiveはより一層素敵な空間になっています。
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BE*hiveでは、今年5月より、展示の小テーマが「中東の難民」に変わります。現在展示中の「日本の難民」の展示は4月中旬までとなります。ご興味のある方は、ぜひお見逃しの無いよう、BE*hiveへお越しください!
(BE*hiveスタッフ 岩岡)