Loading...

【展示】第Ⅲ期:子どもと希望1 Reimagination

【展示】「子どもと希望1~Reimagination~

戦争や環境破壊という、すぐには解決できない課題を前にした時、本展で示されるような「子ども」の想像力にこそ、それを解くヒントがあるかもしれません。垣間見られるのは、より速く、より強く、より多く、という観点のない人間像。それが、直接対決を軽やかにかわし、豊かさの再考を促すのであれば、まさに希望と言えましょう。

これまでⅠ期とⅡ期では、「子ども」をとりまく絶望を見てきましたが、Ⅲ期では「子ども」の想像力に希望を見ます。少しでも住みよい世界のために。

 

「タカラモノ」

フォトグラファー 回里純子

フォトグラファーの回里純子が、日本、中国、フィリピンなど10ヶ国の子どもたちと「一番大切なものは? あなたにとってタカラモノはなに?」と対話をしながらシューティングしたポートレートシリーズ。同時代、同じ国に生まれながらも、言葉、文化、豊かさ、教育、政治、宗教……。その生きる環境は大きく異なり、時にはタカラモノという概念さえも通じないことがある。さまざまな環境で生きる子どもたちの『大切なもの』とは?

 

「どんなじごくへいくのかな、東京」

アーティスト 山本高之

アーティストの山本高之と6~9歳の子どもたちが、4日間かけて「地獄」をテーマにワークショップ形式でつくった、さまざまな造形の立体・映像作品を展示(龍谷ミュージアム所蔵)。好きな人のことばかり考えて仕事をしない人がいく「ぜんぶハートじごく」など、ユーモアと想像力にあふれたじごくから、子どもの世界をひもときます。

製作/株式会社森岡書店

 

特別展示

「子どもたちの笑い声がつなぐもの

絵本作家 かがくいひろしの世界~」

ミリオンセラーとなった「だるまさん」シリーズで知られる絵本作家・かがくいひろし(1955-2009年)は、特別支援学校の教員でした。障がい児教育の現場で、子どもの反応を引き出すものは何か、日々模索するなかで得た知見や発想をもとに、珠玉の絵本を生み出します。かがくいが、作品の主軸に据えたのは「ユーモア」でした。

安心感に包まれて、からだを揺らして笑い転げる子どもたち。その笑い声は、時に希望となり、障壁を取り払い、人と人とを軽やかにつなぎます。笑顔で誰とでもつながっていける子どもたちの天性と共生の本質について、かがくいひろしの絵本は私たちに多くのことを教えてくれます。本展では、かがくいの教員時代の映像記録や制作物、絵本原画、見本となった作品を展示。笑顔の連鎖を生む、かがくい作品の源泉にせまります。

展示デザイン/柿木原政広・内堀結友(10 i n c.) 映像/べんぴねこ 制作/森岡書店・沖本敦子・堀川佳子

 

◇開催日:2024年5月27日(月)~2024年10月21日(月)
◇場所:聖心女子大学4号館 展示スペース「BE*hive」 <詳しくはこちらから
◇開館時間:月~土 10時~17時 (日・祝日 閉館)
※臨時休館等、トップページのお知らせ「BE*hive開館・休館情報」をご確認ください
◇入場料:無料

 

WEB展示も公開しておりますので是非ご覧ください。

https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/exhibition/childrenandtheabsurd/

こちら👆から、第Ⅰ期・第Ⅱ期も併せてご覧いただけます。

 

 

リーフレットのダウンロードはこちら