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3/22(金) アンデス文明の起源を求めて―日本人研究60年の軌跡と展望 講演のライブ中継

古代アンデス文明とは、15世紀の前半、スペインの征服によって滅亡するまで、南米の太平洋岸、南北約4000キロもの範囲を影響下に収めたインカ帝国を含む古代文化の総体を指します。今日のペルーとボリビアの一部が文明の中核地域にあたります。
日本人研究者がアンデス文明の成立過程の解明に挑んだのは、今から約60年前の1958年のことでした。戦後草分けの海外学術調査団のひとつとして誕生し、現在もなお多くの研究者が調査に携わるなど、世界的に見ても珍しいほど長期間にわたって継続しています。またアンデス文明初期の形成期(紀元前3000年~西暦紀元前後)と呼ばれる時代を対象に、その時代を象徴する神殿の発掘を手がけてきたことで世界的にも知られています。
本公開講演会では、約60年にわたって探究し続けてきた日本人研究者による文明研究の意義、今後進むべき研究の方向性、そして遺跡が存在する地域の人びととの協働の可能性などのテーマをとりあげます。

日 時:2019年3月22日(金)18:30 – 20:45
講演会場:オーバルホール 大阪市北区梅田3-4-5毎日新聞社ビルB1階 定員480名(先着順) ※事前申込が必要です。
サテライト会場(ライブ配信): 聖心女子大学4号館聖心グローバルプラザ3階ブリット記念ホール(東京都渋谷区広尾4-2-24)
 ※自由入場いただけます。(事前申込み不要)
主 催:国立民族学博物館、毎日新聞
参加費:無料(講演会場は要事前申込)☆手話通訳あり

プログラム
司会 上羽陽子(国立民族学博物館准教授)
18:30 – 18:35 開会 砂間裕之(毎日新聞大阪本社編集局長)
18:35 – 18:40 挨拶 吉田憲司(国立民族学博物館長)
18:40 – 19:10 講演1 「神殿を掘る―文明研究の変貌と展開」関雄二(国立民族学博物館教授)
19:10 – 19:40 講演2 「ナスカの地上絵の研究と保護―山形大学の挑戦」坂井正人(山形大学教授)
19:40 – 19:55 休憩
19:55 – 20:45 パネルディスカッション 中村誠一×関雄二×坂井正人×卯田宗平

講師:関雄二(国立民族学博物館副館長・教授)専門は文化人類学、アンデス考古学。
  :坂井正人(山形大学学術研究院・教授、山形大学ナスカ研究所・副所長)専門は文化人類学、アンデス考古学。
  :中村誠一(金沢大学人間社会研究域附属国際文化資源学研究センター・教授)
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